★★★「知の再発見」双書がiPadアプリになって登場★★★
歴史、考古学、音楽、科学、美術など、あらゆる分野の「知の遺産」をコンパクトサイズに凝縮した書籍として1990年に刊行を始めた「知の再発見」双書。豊富な図版と斬新なレイアウト、知的好奇心を刺激する内容が支持を集め、現在150タイトルを超える一大シリーズになりました。
カラー図版をふんだんに使った書籍のレイアウトはそのままに、iPadアプリ化にあたって23の動画解説と13の音声解説を追加収録。マルチメディアコンテンツによって本シリーズが描き出す世界をより立体的に体感できる電子書籍アプリです。
【内容紹介】
「近代絵画の創始者」「印象派の父」と讃えられるマネ。「草上の朝食」や「オランピア」に代表される革新的な絵画表現はヨーロッパ美術界に一大スキャンダルを引き起こすと共に、ピサロやモネ、シスレーといった若き画家たちを魅了し、印象派(印象主義運動)が生まれるきっかけとなった。日本の浮世絵に触発された平面的な画面構成を多用し、明るく新鮮な色彩でパリの市民生活を描いた彼の作品は、西洋美術の歴史的転換点において極めて重要な意味を持つ。
【目次】
第1章 見習船員をへて画家の道へ
第2章 ボードレールとスペイン
第3章 もっとも有名な落選者
第4章 近代生活を描いた画家
第5章 印象派の「父」
第6章 パリの画家
【著者紹介】
フランソワーズ・カシャン[著者]
オルセー美術館長とフランス美術館総局長を務めた。「マネ展」(1983年), 「ゴーギャン展」(1988年), 「スーラ展」(1991年),「画家たちのヨーロッパ展」(1993年)など,さまざまな美術展を企画している。マネ,ゴーギャン,シニャックなどの作品カタログや著書も数多く出版。
藤田治彦[監修者]
1951年生まれ。大阪市立大学大学院修了。イエール大学,ルーヴェン・カトリック大学等で研究。京都工芸繊維大学を経て,現在大阪大学教授,ボローニャ大学フェロー。『風景画の光』『ウィリアム・モリス』『ターナー』『天体の図像学』など著書多数,共訳書に『西洋美術の歴史』(創元社)など。
遠藤ゆかり[訳者]
1971年生まれ。上智大学文学部フランス文学科卒。
【操作方法&機能】
表紙画面の左上に表示されるメニューボタンから操作します。「しおり」や「検索」機能のほか、本文中のアイコンをタップすると動画および音声コンテンツの再生が始まります。iPadを縦位置にすれば、本文が拡大表示されます。
*本アプリはフランス・ガリマール社発行のiPadアプリ『Decouvertes GALLIMARD Manet』の日本語版として制作されたものです。本アプリの内容は,創元社発行の『「知の再発見」双書137 マネ』(2008年5月10日第1版第1刷)から資料篇を省略し,音声および動画コンテンツを加えたものです。
*本アプリはCNL(フランス国立図書センター)の協力のもと制作されたものです。